ソフトウェア定義ネットワーキングSD-WAN

SD-WANセキュアネットワークを構成するデバイスをRasberryPiオープンハードウェアで構築


日本におけるVPNの普及率は、他国と比較して低い水準にあります。
クラウドシフトに伴うパブリッククラウドへの接続需要の拡大や、リモートワークの安全性、データ漏洩の防止などの観点から、企業向けVPN導入の必要性が急がれています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みの加速がWANサービス市場の成長を促進しています。


OpenVPN(オープンソースVPN)

オープンソースVPNソフトウェア
「OpenVPN」を採用
対応OSの多さと高い安定性が特長

RasberryPi カスタム

SD-WANセキュアネットワークを
構成するデバイスを
RasberryPiオープンハードウェアで構築

- 運用例 -
SD-WAN対応映像監視&
遠隔制御システム
詳しくはこちら

クラウド対応 SD-WAN VPN概要

SD-WANシステム構築イメージ

VPN サーバーシステム概要
  1. クラウド・オンプレどちらもサーバー機能を提供可能
  2. インターネットにトンネル暗号化接続を行いセキュアLANを構築
  3. 独自LAN設定により社内独自のネットワークに接続が可能
  4. リモートワーク接続時にVPNによりオフィスネットワークを共有
  5. SD-WANを構成し広域セキュア環境で多地点での情報共有
  6. VPN接続用のClientファイルは1日から日数設定可能
VPN ルーター概要
  1. インターネット接続環境のWiFi&有線ルータにVPN機能を搭載
  2. WAN側にケーブルorワイヤレス接続し電源ONでVPN接続
  3. デフォルトではCloud経由でのインターネット接続をしない
  4. リモートオフィスネットワーク環境はLAN接続でのファイル共有、
    プリンタ共有などをすぐに行える
  5. リモートデスクトップ接続を簡単に行え、GUIでの操作が可能
  6. IPカメラへのアクセスはローカルIPで行え、ルータ設定不要

SD-WANセキュアネットワークシステム構成

サプスクリプション構成
ルータークライアントデバイス数 5-50台
VPS 仮想サーバーCPU 仮想Core 2
メモリ(RAM) 1GB-8GB RAM
ストレージ SSD 40GB-160GB
Global IP 1
NIC 1
ネットワーク転送量 2TB-5TB
オンプレミス構成
ルータークライアントデバイス数 5-50台
VPN-Server CPU ARM Core 4-ARM Core16
メモリ(RAM) 4GB-16GB RAM
ストレージ eMMC 8GB,M.2 128GB

詳細はお問い合わせください


運用例:SD-WAN対応映像監視&遠隔制御システム

ソフトウェア定義で拡張自在
現場を見て、分析し、ツナギ・ツナガル・動かす! すべてを遠隔で…

映像監視・AI分析・ロボット制御を統合し、SD-WAN対応でどこからでも 遠隔操作・保守・分析が可能なスマート現場ソリューションです。
LTE/5G/Starlink/DS-Liteなど、あらゆるネットワーク接続環境に柔軟に対応。
オンプレミスからクラウドまで、シームレスな接続を実現します。

主な特長
  • IPカメラ映像のリアルタイム監視・録画・再生が可能です
    VMS:nodejsベースの録画管理やスマートフォン・ブラウザからの遠隔アクセスにも対応
    マルチ拠点にまたがるカメラ統合管理も可能です
  • ネットワーク環境を問わず、どこでも即時導入が可能です
  • ロボットでの遠隔制御やIoT機器との連携により人手不足の現場での業務負担を軽減します
  • 拠点ごとの映像・機器・分析結果を一元管理し、トラブル対応を迅速化します
    用途に応じたAI分析機能の追加も可能です
  • 自由な機能拡張や現場ごとのニーズに応じた柔軟なカスタマイズも低コストで実現可能です
SD-WAN vs VPN 比較表
項 目 SD-WAN 従来のVPN
ネットワーク制御 ソフトウェアで動的経路選択、QoS自動調整 静的ルート、経路変更は手動
マルチ回線対応 LTE/5G/Starlink/有線を自動切替 原則1回線、バックアップは手動切替
障害復旧性 自動フェイルオーバ 手動で経路再設定が必要
可視化・監視 ダッシュボードでリアルタイム監視 ログ解析が中心
セキュリティ ゼロトラスト、マイクロセグメント化可 拠点間トンネルのみ
拡張性 MQTT/AI/Edge連携が容易 VPN単体での拡張は困難
運用負荷 中央管理で一括制御可能 CLI操作が多く運用負担大
導入コスト 小規模PoCから段階的に拡張可能 初期投資大、構成変更も大掛かり
システム構成図
  • Amazon EC2(SD-WAN + OpenVPNサーバー / クラウド統合管理)
    サーバー / クラウドとのトンネル接続により、安全なLAN2LAN通信構成でどこからでもアクセス可能
    管理者はクラウドからWeb管理UIや統合ダッシュボードで全拠点を制御可能
  • エッジデバイス(OpenHard + RouterOS + Docker)
    VMSがDocker上で稼働し、IPカメラ映像の取得・録画・MQTT制御をローカルで処理
    YOLOなどのAIモジュールもローカルでの実行可能
    センサーやロボット等はUSB/LAN経由で接続し、モジュールをDockerで統合
    ネット回線でVPN経由クラウドに接続
  • ローカル端末(PC / スマホ / タブレット)
    拠点内のWi-Fi経由でVMSにアクセスし、現場内からも映像確認が可能
    オフラインで録画した映像は回線復旧後にクラウドに同期

各拠点のエッジデバイス(OpenHard + RouterOS)上でDockerやVMSを動作させる分散型アーキテクチャを採用し、クラウド側からVPN経由で一元管理を行います。
これにより高セキュリティかつ柔軟な構成で、現場の見える化と制御の一体運用を実現。
映像・制御・AI処理を現場でリアルタイムに実行しつつ、クラウドで全体の統合監視・制御が可能になります。

映像、データ、制御を統合し、AI・自動化にも対応可能な次世代型SD-WANソリューション

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