OpenVPNドキュメント

OpenVPNの基本的な使い方や設定方法を解説しています。
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（OpenVPN公式サイトで公開されているドキュメントを日本語に翻訳しています。）

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はじめに

OpenVPNは業界標準のSSL/TLSプロトコルを使用してOSIレイヤ2あるいはレイヤ3のセキュアネットワーク拡張を実装する高機能のSSL VPNです。
証明書、スマートカード、ユーザーID/パスワードを使用した柔軟なクライアント認証方式をサポートしており、VPN仮想インターフェースに対してファイアウォールを設定する事でユーザーもしくはグループ単位でのアクセス制御が可能です。

OpenVPNはWebアプリケーションプロキシではなく、Webブラウザ経由では動作しません。
OpenVPN2.0はOpenVPN1.xから機能が拡張され、クライアント/サーバーモードにより複数のクライアントが単一のTCPまたはUDPポートを介して単一のOpenVPNサーバープロセスに接続できるようになりました。
また、OpenVPN2.3にはIPv6サポートやPolarSSLサポートなど多数の改良が含まれています。

ここではOpenVPN2.xによるクライアント/サーバーの設定方法を段階的に説明します。
IPアドレス、DNS、ネットマスク、サブネット、IPルーティング、ルーター、ネットワークインターフェイス、LAN、ゲートウェイ、ファイアウォールなどの基本的なネットワークの知識を理解している方が対象となります。