OpenVPNドキュメント

インストール

OpenVPNのソースコードとWindowsインストーラーは こちらからダウンロードが可能です
最近リリース(2.2以降)はDebianおよびRPMパッケージとしても入手可能です。
セキュリティのため、ダウンロードファイルのシグネチャを確認しておく事を推奨します 。

OpenVPNの実行ファイルは、クライアントとサーバーの両方に同じファイルをインストールする必要があります。


Linuxの場合(RPMパッケージ使用)

RPMパッケージをサポートするLinuxディストリビューション(SuSE、Fedora、Redhat、etc.)を使用する場合は、RPMを使ってインストールするのが最も簡単です。
お使いのディストリビューションに対応したバイナリRPMファイルを入手してインストールする方法が一般的ですが、独自のバイナリRPMファイルを作成することもできます。

rpmbuild -tb openvpn-[version].tar.gz

RPMファイルを入手、もしくは作成できれば、通常のRPMファイルと同じ方法でインストールが可能です。

rpm -ivh openvpn-[details].rpm

既存のインストールをアップグレードする場合は以下のようになります。

rpm -Uvh openvpn-[details].rpm

バイナリRPMパッケージからOpenVPNをインストールする場合、次の依存関係があります。

  • openssl
  • lzo
  • pam

また、独自にバイナリRPMパッケージを構築する場合は、さらに次の依存関係があります。

  • openssl-devel
  • lzo-devel
  • pam-devel

Red Hat Linux 9でのRPMパッケージの構築や依存関係の制御に関する追加の注意事項についてはopenvpn.specファイルを参照してください。


Linuxの場合(RPMなし)

DebianやGentooなどのRPMベース以外のLinuxディストリビューションを使用する場合は、各ディストリビューションのパッケージシステムを使用したインストールが可能です(Debianのapt-get、Gentooのemerge、etc.)。
また、./configureコマンドを使ってインストールすることも可能です 。

最初に.tar.gzファイルを展開します。

tar xfz openvpn-[version].tar.gz

一番上のディレクトリに移動して以下のように入力します。

./configure
make
make install

Windowsの場合

Windows版OpenVPNは、ダウンロードページにある.exeファイルを実行してインストールします。
OpenVPNはWindows XP以降でのみ動作します。また、Windows側の制約により、インストール及び実行は管理者権限を持つユーザーによってのみ可能である事にご注意ください。
インストール後は、サービスとしてバックグラウンドで実行することにより、管理者権限のないユーザーでもOpenVPNの利用が可能となります。

公式インストーラーにはシステムトレイアプレットからOpenVPN接続を管理できるGUIツールが含まれています。その他のGUIアプリケーションも利用可能です。
Windowsインストーラーを実行すると、.ovpnファイルがOpenVPNに関連付けられます。
インストール完了後、以下の方法でOpenVPNを実行してください。

  • OpenVPN設定ファイル(.ovpn)を右クリックし、「Start OpenVPN on this configuration file(この設定ファイルでOpenVPNを開始)」を選択します。
    終了するにはF4キーを押下します。
  • コマンドプロンプトから以下のコマンドで実行します。
openvpn myconfig.ovpn
  • 終了するにはF4キーを押下します。
  • .ovpn構成ファイルを \Program Files\OpenVPN\config に配置し実行する事で、OpenVPNをサービスとして実行します。
    OpenVPNサービスは、[スタート] メニュー -> [コントロール パネル] -> [管理ツール] -> [サービス] から制御できます。

Windowsへのインストールに関する追加の注意事項


Mac OS Xの場合

Angelo LaubとDirk TheisenがOpenVPN GUI for OS Xを公開しています。


その他のOS

特定のOS向けの注意事項がINSTALLファイルに記載されています。
通常は下記の方法でインストールが可能です。

./configure
make
make install

また、OS/ディストリビューション独自のOpenVPNポート、或いはパッケージを検索することも可能です。