OpenVPNドキュメント

HTTPプロキシ経由でOpenVPNサーバーに接続する

OpenVPNは、以下の認証モードでHTTPプロキシ経由での接続をサポートしています。

  • プロキシ認証なし
  • 基本的なプロキシ認証
  • NTLMプロキシ認証

HTTPプロキシを使用するには、トンネルキャリアプロトコルとしてTCPを使用する必要があります。
クライアントとサーバーの両方の設定ファイルに以下の記述を追加してください。

proto tcp

設定ファイル内のproto udpの記述は削除します。

次に、クライアント設定ファイルにhttp-proxyディレクティブを追加します。
このディレクティブの詳細な説明についてはマニュアルページを参照してください。

例えば、クライアントLAN上にアドレスが192.168.4.1のHTTPプロキシサーバーがあり、ポート1080でlistenしている場合、クライアント設定に以下の記述を追加します。

http-proxy 192.168.4.1 1080

HTTPプロキシで基本認証が必要な場合は下記のようにします。

http-proxy 192.168.4.1 1080 stdin basic

HTTPプロキシでNTLM認証が必要な場合は下記のようにします。

http-proxy 192.168.4.1 1080 stdin ntlm

上記の認証例では、OpenVPNはユーザー名とパスワードをの標準入力から読み込みます。
認証情報をファイルに保存したい場合はstdinをファイル名に置き換え、ユーザー名をファイルの1行目に、パスワードを2行目に記述してください。